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【通販総研通信vol.9】「リスティング対談」


■通販総研メルマガNo.009■━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015年 2月28日━

皆様おはようございます。通販総研の岸本です。

先日、株式会社リスティングプラスの長橋社長へ、業界動向についてのインタビューを致しましたので、本日はその内容をご紹介したいと思います。

リスティング広告やそれに類似するネット広告で重要なことは、
1.効率の良いページ集客
2.魅力ある(購入率の高い)ページを用意すること

です。

そして、1の効率の良いページ集客のためには、

・無駄な広告露出を早期発見して出費を抑える「マイナスする効率化」

の他に、

・常に最新の情報に触れ、新しい広告や機能を知り、それらを試す事でより一層の効率化を図れないか検討、新たな施策を行う「プラスする効率化」

も必要です。

長橋社長と私の会話が、皆さまにとっての効率化につながる一助になれば、と祈念しながら、少し長くなりますが、書き起こしてみたいと思います。

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今回のテーマは…
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■リスティング対談
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■はじめに

株式会社リスティングプラス 代表取締役 長橋 真吾 様

 1984年、長野県生まれ。2007年に日本体育大学を卒業後、情報通信系商社に入社し、営業を担当。その後、Webマーケティング会社を経て、治療院に特化したネット集客支援サービスを手がけるWebコンサルティング会社に入社。
リスティング広告のノウハウを学ぶ。

2011年に株式会社リスティングプラスを設立し、代表取締役社長に就任。
設立1年で100社以上の企業と取引し、ホームページ集客の改善コンサルティング
を行っている。
2012年、2013年連続でGoogleが主催する代理店運用コンテストでGoldAword(最優秀賞)を獲得。

通販総研とは、2011年に会社を立ち上げられて間も無い頃から、お付合い頂いております。昨年はAmazonのカテゴリ別売上1位を獲得した著書などもあり業界での知名度も高く、また社長業と並行して、現在も現場から完全に離れること無く、実務にも取り組んでいらっしゃいます。

■2014年のリスティング広告を総括

—–もう2015年に入って2月も終わりですが、今更ながら昨年のリスティング広告をまずは総括して頂きたいなと。

長橋氏:昨年は激動でしたね、特に健康食品の参入が多かった印象があります。

—–本当に新規参入が多かったですね。

長橋氏:そうですね。どんなキーワードでも健康食品関連だと、広告主がとにかく増えた1年だったと思います。

なので、運用代行をしていても、クライアントの競合に競り勝つためには、小手先の運用だと、どうにもならなくなってきています。

大手の代理店や運用代行会社は、その部分で小回りが利かずに苦戦しているケースもあるみたいです。

また、広告主の増加割合は大きいのに、リスティングの代行会社が増えているかというと、そんなに増えていません。なので代行会社は、各社社内のリソースが追いついていないという事があると思います。

—–そうなると、代行会社にクライアントの選り好みをされそうですね。

長橋氏:最近リスティング広告の代行を、管理費プラス実費請求ではなく、成果報酬で行っている会社が幾つかあります。

これは代行会社側で効率が良いとか、広告費が大きいとか、そのあたりを見極めて依頼を受けるかどうか判断しているので、確かに選り好みをしているケースは増えていると思います。

単純に、どうしても手が回らないのでお断りするというケースもあるようです。

■それぞれの媒体について

—–媒体別にはどんな印象ですか?

長橋氏:Googleアドワーズの疲弊が顕著になってきていますね。なので以前はアドワーズ単独で獲得できていた購入件数を、Yahoo!のYDNやfacebook広告でカバーするケースが多くなってきました。

—–アドワーズについては昨年に限らずですが、ポリシーの変更など変化も大きかったと思います。疲弊した原因で特に大きいのは何でしょう?

長橋氏:Googleアドワーズは広告審査の内容だとか、Yahoo!リスティングに比べて以前から配信数(表示回数)が多いところに、スマホが普及してより一層配信数が増えた事が大きな魅力でした。それらの理由からリスティングで広告を出そうという会社がGoogleアドワーズに集中し、結果として疲弊してきたのかな、と思います。

また、Googleアドワーズの場合、広告設定や運用のノウハウをさまざまな法人・個人が公開しているのも関係していると思います。

—–はてなブックマークの人気ランキングなんかを見ていても、アカウント管理者向けのページが頻繁に上位表示されてますね。私もそういう記事を読んで勉強したりしてますし。

長橋氏:そうですね。そういった情報を基に、リスティングに携わる担当者のレベルが非常に高くなってきて、上級者が増えすぎたというのも、アドワーズの運用が難しくなってきた原因の1つかと思います。

—–Yahoo!の状況はどうですか?

長橋氏:広告審査自体はどの媒体にも増して厳しい部分がありますが、審査が通りさえすれば、効率は以前よりも良いと思います。

—–一般的な媒体と比べると不思議な話ですよね。審査が厳しいのに効率が良い媒体というのは、他にあまりないですから。でも実際は確かに効率が良いケースが全般的に多くなってきています。

長橋氏:理由は2つあって、広告の配信精度が向上しているというのが1つ。

また、さきほどのGoogleアドワーズとは違って、Yahoo!リスティングのノウハウは、一般向けに公開されてない内容がまだまだ多くあります。運用代行会社を見回しても、知識やスキルレベルには大きな格差があります。

つまり、しっかり運用できているプロ(代行会社)も、未だ少ないというのが、もう1つの理由ですね。なのでまだまだこれからの参入でも、 既存アカウントのブラッシュアップでも、期待できる余地が充分あると思います。

—–広告の表示回数自体はGoogleと比べてどうですか?

長橋氏:ざっくり1/5くらいになることが多いかもしれません。でもコンバージョン数(獲得件数)はアドワーズと同じくらいか、それ以上の件数で着地してますね。

—–じゃあ、これからはGoogleアドワーズの利用価値が低くなって来ると思いますか?

長橋氏:いや、そうとも言えません。アドワーズの運用が難しくなってきたのは健康食品が顕著ではありますが、同じ健康食品でも商材によっては効率を維持しているものもあれば、化粧品や一般食品などはそこまで大きく変化していないケースも多くあります。

取り扱う商材や集客目的によって媒体を使い分ける、予算配分を考えるというのが重要になってきています。

■広告運用について

—–リスティング運用の手間についてですが、キーワード選定の自動化とか、動的リマーケティング、サーチターゲティング、類似ユーザーなど、システムに丸投げできる部分が多くなってきているように思っていて、運用自体は楽になるのかな?と。

長橋氏:すでに効率の良い運用実績がある案件については、運用が楽になっていくと思います。

そしてその分我々の様な運用代行している会社の必要性が、薄くなってくることもあると思います。

ただ、今までの運用実績を根拠に自動化というのは進むので、スタートアップの会社が最初から自動化で上手くいくか、というとそれは上手くいかないケースが多いです。

—–という事は軌道に乗せるまでは、やはり人の手によるところが大きいと。

長橋氏:はい。細かなブラッシュアップは、自動化ではまだまだ出来ないですね。

—–3年くらい前までは、ディスプレイ広告を出すのに、キーワードが1,000個くらい必要だったりとか、設定に苦労した記憶がありますが、そういう時期と比べれば、スタートアップもだいぶ楽になったように思いますね。

長橋氏:確かに、そういう部分もありますね。

■その他の媒体や今後について

—–先程facebook広告の話もチラッと出ましたが、GoogleアドワーズやYahoo!リスティング広告と平行運用していけそうな広告などはありますか?

長橋氏:facebook広告はスマホで閲覧する人が増えた事と、広告の管理・設定が細かくできるようになってきた事で、効率がとても良くなってきています。

今現在、一番力を入れるべきかと思っていますね。

—–今まではSNS系の広告で実績を上げているケースがほとんど無かったですよね。それが去年末あたりから、成果が出始めたというか、急に効率が良くなった感じがします。元々、顧客獲得単価は低めでしたが、獲得件数が追いついてきたというか。

長橋氏:通常のリスティング広告では効果の上がらなかった広告バナーやランディングページでも、facebook広告で運用すると効率が良かったり、今のところはしっかり運用できているライバル企業も多くないので、早めに取り組むことで先行者利益がある可能性が高いですね。

弊社で運用を任せて頂いている内の約8割の広告主様で、facebook広告は成果を出せています。

それ以外に強いて挙げるとすればツイッター広告も効率は悪くないと思います。

通信教育とか、教育商材についてはyoutube広告も効率が良いですし、今後は健康食品や化粧品の広告スペースとして、活用できるようになってくる可能性もあるかもしれません。

—–—–—–—–

ということで、今回は株式会社リスティングプラスの長橋社長に、現在のリスティング広告まわりの現状をお聞きしてお送りしました。

特に健康食品や化粧品の通販会社にとっては「Googleアドワーズ1強」ともいえそうな期間が長く続いていましたが、現在過渡期を迎えているような状況です。

エンドユーザーの使用するデバイスやメディアが細分化されてきた結果、幾つかの広告媒体を平行運用することで、成果を維持・向上させるような体制作りが必要になりつつあります。

facebook広告については、同じ商品がアドワーズでCPAが10,000円程度でも3,000円代で、しかも同程度の件数を獲得できていたり、急速に使える媒体へ変化してきています。

2015年は、SNS広告の動向に注目しておく必要がありそうです。

ネットショップを運用するうえでネット広告は欠かせませんが、非常に変化の激しい分野です。

例え運用を外部委託している会社さんでも、日頃からの情報収集は重要ですし、そういった情報をもとに、社内とパートナー会社との間で、取り組む内容を共有することが売上アップの近道ですので、今後もネット界隈の最新動向をこのメルマガでお知らせしていきたいと思っております。

次回は、実はあまりよくわかっていない、という声が多い「サイト分析」のポイントについて、ご案内致します。

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