そこで弊社にてまず販売データの分析に基づく事業全体の診断を行いました。診断により現状の数字を把握すると共にM社の社員全員で現状の共有を行いました。M社の社員達は今まで自社のリピート率は高いと感じていましたが、コンサルタントから客観的に見て業界平均より低いと伝えられ、当初はかなりのショックを受けていました。社員達はリピート客とよく電話でお話をしていたので、知らないうちにリピートの数字は良いと感じてしまっていたのです。
ただ、社員達は現状を認識したことで、自主的に改善に乗り出しました。コンサルタントのアドバイスを受け、まずは受電の際に定期コースへ誘導するという施策を強化することにしました。M社の経営者はトークスクリプトの作成、ロールプレイングを全て現場に任せました。社員達は改善への意欲を高め、取り組み始めた結果、従来15%しかなかった定期コース引き上げ率が35%まで上がりました。それにより、M社は広告費を増やさずにもともとの年商7500万円から130%アップの9500万円まで売上を上げることに成功しました。