未経験の取り組みは事前の情報収集を徹底する
通販ビジネスで売上を上げていくためには様々な施策に取り組んでいく必要がありますが、過去に取り組んだことのない新たなチャレンジが必要になる場合があります。オフライン広告主体の会社がオンライン広告の比重を高める、外部に運用を依頼していたオンライン広告を内製化する、新規獲得のために新たな媒体としてテレビ出稿にチャレンジするなど様々なチャレンジが考えられます。
その際に、大切なことはできる限り事前に情報収集を行うことです。安易にそのジャンルが得意なパートナーに依頼すると、チャレンジがうまくいかなかった時の原因が把握できず、別のパートナー探しに明け暮れることになります。
通販ビジネスではパートナー企業のサポートは非常に大切ですが、主体性を持って取り組むためには、自らも詳しくなる努力を怠ってはいけません。
遠慮せずに積極的に情報収集を行う
化粧品通販会社A社は、新聞広告主体で新規獲得を行ってきましたが、新聞の発行部数減少傾向が今後も続くことを想定し、テレビ広告のチャレンジを行うことになりました。そこで複数の広告代理店から提案をもらうと同時にスタジオ撮影の見学を行うことにしました。複数の社員が交代で見学に訪れ、現地で広告代理店の方の説明を受けることで、未経験ながらもテレビ広告に対するイメージをもつことができました。
健康食品通販会社B社は、通販事業参入まもない頃は、経験不足を埋めるために幾つもの通販会社を訪問し、現場を見せてもらいつつ、お話を聞かせてもらいました。実店舗と違って、通販会社の現場は見ないと想像もできないので、B社にとって数々の訪問は貴重な経験になりました。
また、一見、訪問される会社には何のメリットもないようですが、他社の訪問を受け入れることで改めて自社の現状を振り返るきっかけになり、お互いにとって良い時間になることが多いです。
ネットも貴重な情報源
健康食品通販会社C社は、オンライン広告の運用を外部に委託していましたが、広告予算が少額のMeta広告に関しては自社で運用することになりました。担当者は広告運用未経験でしたが、本を読み、わからない用語や設定はネットで調べまくることで知識を増やし、半年も経つ頃には普通に運用できるまでに成長しました。オンライン広告に関することはネット上に情報も豊富で、時間をかけて調べまくることで多くの情報を得ることができました。
通販ビジネスにおいては、オフライン広告の独特の商習慣のようにネット上には決して出てこない情報がある反面、オンライン広告に関しては多くの情報が発信されており、貴重な情報源と言えます。
新しいチャレンジは未経験ゆえに失敗確率は高いですが、それも情報収集を徹底することで、失敗確率を下げることができます。常に情報収集は大事ですが、経験の浅い取り組みにチャレンジする場合には、より意識して取り組んでいってください。
広告クリエイティブの追求こそ成功への道
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