プロに依存しない体制を作る

通販業界には、広告代理店、制作会社、コールセンター、物流会社など多くの「プロ」が存在しています。経験も知識も豊富な「プロ」には、つい全てを任せてしまいたくなりますが、「プロ」に頼りすぎると自分達の成長が遅くなってしまいます。


そのため、安易に「プロ」に依存するのではなく、自ら主体性を持って事業に取り組むことが大切です。


クライアントの本気度が相手の心を動かす

健康食品通販会社A社は、広告の受電を外部のコールセンターに委託しています。広告はお試し品を出稿し、コールセンターで定期コースの引き上げを行っています。


A社の経営者は、定期コースの引き上げ率を現状より高めたいという目標を持っていましたが、コールセンターと会議を重ねても数字の報告ばかりで改善の兆しが見えませんでした。


そこで、半年間かけて社員と一緒にモニタリング(録音した音声を聞くこと)を徹底して行った上で、コールセンター側の現場責任者と対話を重ねていきました。コールセンター側は、A社の姿勢から本気度を感じ取り、懸命に改善を重ねていきました。結果的に引き上げ率は20%以上アップし、A社の目標値を達成することができました。


自ら知識・経験を持った上で、具体的な依頼をする

健康食品通販会社B社は、ネット広告の運用を広告代理店に依頼しています。ある時、商品Aをテスト的に広告出稿することになり、小予算だったので、その商品だけ自社で運用することになりました。


担当者は未経験だったので、本を読み、ネット上の情報を集め、少しずつテストを始めていきました。その状態が半年、1年と続いて行く中、担当者の知識・経験は増え、ネット広告代理店の方とも対等に会話ができるようになりました。


その結果、ネット広告代理店の方にも一目置かれるようになり、改善の取り組みについて具体的な依頼ができるようになりました。


プロの持つ力を引き出すことが重要

「プロ」に依存しないことは、決して「プロ」の否定ではありません。むしろ、主体性を持つことで「プロ」が持つ力を引き出すことが重要です。


単にプレッシャーをかけるだけでは、良い成果にはつながりません。主体性を持ち、共に事業に取り組むことが大切です。経験が豊富でスキルを持った「プロ」であっても、丸投げでは成果を出すのは難しいです。依存せず、共に取り組む姿勢を大切にしてください。


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