新しい事にチャレンジすることの大切さ

仕事の経験を積めば積むほど、効率的に業務を進めることが出来、また、業務への知識もどんどん深まり、充実した状態を得ることができます。


しかし、この状態が長く続くと、慣れた業務以上のことへの関心が薄れ新しい事にチャレンジすることに、後ろ向きになります。


売上アップやコスト削減には、今までやってきた延長線上の事だけをやっていても、現状を打破できない事が起こってきます。そんな時に、いかに新しい事にもチャレンジしていくことが出来るかが、成長していく上でとても大切です。

 

お客様に伝わる表現作りにチャレンジ


化粧品通販会社A社は、商品情報を広告代理店や制作会社に伝えるだけで、自分達で文章を作り上げることをしないでいました。代理店から挙がってくる内容について、伝えたいことが十分に書かれていないと不満を抱えながらも、自分達で表現するより、きっと良いのであろうと考えこの状態を長年通してきました。


しかし、お客様と話すと、自社の商品コンセプトが正しく伝わっていない、他社と違う化粧品の使い方が伝っていないことがわかりました。

そこで、やはり、自分達の商品コンセプト、考え方を正しく伝えるには、自分達の言葉で表現していくしかないと考え、普段は避けていた表現作りにチャレンジしています。


実行していくと、分かりやすく人に伝えることがいかに難しいかに気づかされます。何度も何度も書き直していくうちに、次第に文章が整っていき、自社なりの表現が見つかってきています。

 

お客様からのお電話は、売上アップのチャンス


化粧品通販会社B社は、既存のお客様からのお電話は自社で受けています。既存のお客様からのお電話の大半は定期コースのお届け日の変更や解約のご連絡です。


解約をしたいといったお客様には、使い方の見直し提案や解約ではなく、お届け日の変更を提案をしてきたのですが、そこに加えて、他商品を提案することにチャレンジすることにしました。


どうしても通話時間が長くなると、日常業務に遅れが出ます。そのため、必要最低限の内容で終わらせてたくなるのもわかります。しかし、どのような理由であれ、折角お客様から電話をかけて来てくれているので、提案を含め話すチャンスです。このチャンスをいかに活用することが出来るかで、売上にも直結します。


通話時間は長くなりますが、他商品を案内することをしばらく続けていくと、どのように切り出すとお客様は話を聞く体制になってくれるのか?商品のどの特徴を伝えると、魅力と感じて頂けるのかが次第に分かり、上手にクロスセルに繋げることが出来売上アップに役立っています。

 

新しいツールの活用で売上アップ

化粧品会社C社は、店舗で化粧品を販売しながら、通販も行っています。対面接客や丁寧なお手紙を同梱するなどオフラインな接客を得意としています。ある時、来店客にLINE登録してもらいお客様との接触機会を増やす案が持ち上がりました。


しかし、オフラインな接客が慣れている彼らは、自分達の顧客対応らしさと違うと考え、LINE登録者を増やす案を見送っていました。


新型コロナウイルス蔓延により、来店客が減り、それに伴い通販の客数も減って行きました。そこで、LINE登録者を集め接触機会を増やすことの重要性に気づき、取り組み始めました。


自分達の顧客対応らしさをいかにLINEというツールを使って実行できるのかを工夫し、今では、お客様との絆づくりや売上アップに非常に役立っています。


やったことがない新しい事、慣れていない事を始めることは億劫になったり、不安に感じ、避けたくなるものです。


しかし、慣れている事ばかりに執着していると、企業も個人も成長が止まってしまいます。新しい事とは大それたことではなく、普段の業務から一歩先の新しい事で十分なのです。


ぜひ、積極的に新しいことにチャレンジしていってください。

 

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