仮説のある失敗こそが成功につながる

できるだけ失敗をしたくないというのは誰しもが思うことですが、通販ビジネスにおいては数多くの失敗から逃れることはできません。一番失敗するのは広告で、オンラインであれ、オフラインであれ、クリエイティブ制作、運用、媒体選択と失敗を重ねながら自社の勝ちパターンを常に模索していきます。


プロ野球選手であれば3割打てば一流打者、競馬であれば天才武豊でも勝率は2割以下、ビジネスに限らず、スポーツの世界でも失敗・敗北はつきもので、失敗とは上手に付き合っていく必要があります。


逆説的なのですが、いかに上手に失敗と付き合うか、失敗を積み重ねるかが成功への道を掴む近道と言えます。


広告はやってみないとわからないと言うけれど・・・

通販ビジネスにおける広告は「やってみないとわからない」という側面があり、それ故、テストが必要になります。しかし、だからと言って、何でもかんでもやれば良いわけではありません。


「やってみないとわからない」「これはテストだから」という言葉に逃げて、深く考えずにテストをしてしまう場合を散見します。こういう場合は結果も悪いことが多く、仮説もないので、次につながることがありません。いかにテストと言っても、やる前に半信半疑だったクリエイティブまで無理にテストする必要はありません。


健康食品通販会社A社は広告代理店B社から、「まずは3案テストしてみましょう」という提案を受けました。ただ、その3案の仮説が弱く、レスポンスが見込めるように感じなかったので、結局、テストは実施しませんでした。


同時に制作会社のC社から1つの広告案が提案されました。この案は仮説がしっかりしていると共に訴求ポイントがわかりやすく、A社の担当者も「ぜひやってみたい」という内容のものでした。1案のみでのテストでしたが、レスポンスもよく、仮説の正しさが立証されました。


仮説の有無を必ず確認する

折込チラシをやってみたらだめだったので、新聞、雑誌、テレビとどんどん媒体を変えていってしまう会社がありますが、仮説のない典型的な取り組みです。


ターゲット、コンセプトから商品に適した媒体は何か、訴求はわかりやすく表現されているか、オファーは買いやすい設計になっているかなど1つ1つの要素に仮説を持つことが大切です。


仮説のあるチャレンジは失敗しても次に生かせますが、仮説のないチャレンジは成功しても失敗しても次の施策につながりません。


通販ビジネスに失敗はつきものです。過度に失敗を恐れるのではなく、仮説の有無を確認して数多くの施策にチャレンジしていってください。

 


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