ブレストを定期的に開催し、アイデアの量を追求する
新商品の開発や売上アップの施策について考える際に、まずはアイデアの質ではなく量を追求することが大切です。天才的な閃きで質の高いアイデアが浮かぶということは、なかなか現実には出ないもので、多くのアイデアを出すことでその中から質の高いアイデアを選択することができます。
何か施策を考えようとなった時に、まず会議室に集まり、そこから考え出すという状態では、時間がかかるばかりで良い案も浮かびません。社内に仕組みを作り、日頃から考える癖付けをする必要があります。
ある食品メーカーの商品開発部署では、1日1個新商品のアイデアを提出するというルールがありました。定期的に開催される新商品の会議に向け、日頃からアイデア出しをしておくのが目的で、この仕組みにより部署の社員達は日々、アンテナを高くして情報収集を行うようにしていました。
ブレストを定期的に行いアイデアを蓄積していく
新商品開発で定評のあるメーカーでは常時2万を超える新商品のアイデアを蓄積していると言われています。担当部署の社員はもちろん、全社員、パートナー企業からもアイデアを募っています。アイデアの量があって、初めて質の高いアイデアを選ぶことができるからです。
アイデアの量を追求するためには、定期的にブレストを行うことをお勧めします。新商品のアイデア、リピート客を育てる施策などテーマは様々ありますが、テーマに応じて担当部署の中でブレストを行うことで数多くのアイデアを出すことができます。
化粧品通販会社A社では、リピート施策を考えることを目的にブレストを行いました。1チーム4~5名で4チーム作り、チームごとにブレストを行い、ブレスト結果を発表していきました。自分達が出したアイデアということもあり、発表の中から幾つかもの案を早く実行に移すことが出来ました。
化粧品通販会社B社ではキャンペーンを行うにあたって、どのような販促を行うかのアイデア出しを行いました。単に売上を追求するだけでなく、どのような特典を用意するとお客様が喜ぶのかを考えながら打ち合わせを行いました。B社では日頃、お客様と接点を持っているスタッフの意見を大切にし、施策の決定につなげています。
出したアイデアは蓄積し、定期的に目を通す
ブレストを行った際に、採用されなかったアイデアは記録せず、そのまま忘れてしまう会社が多いです。ただ、そのタイミングで採用されなかったとしても、違う時期には採用される可能性も考えられます。
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せっかく出したアイデアなので、次回以降のブレストを行う際にも必ず目を通すようにしてください。これにより、ブレストを行うごとにアイデアが蓄積されていきます。
日頃、お客様と接点のある社員や打ち合わせに出る機会の少ない社員の方々は「もっとこうしたらどうかな?」「こういう施策を行いたいな」と内面に想いを持っている場合が多いです。多くのアイデアが出ることで、それをヒントに新しいアイデアも生まれてきます。
ぜひ全社員からアイデアを出してもらうくらいのつもりで、ブレストを行い、1つでも施策につなげていってください。
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