商品開発の成功率を高めるクリエイティブのラフ案
新商品の開発やリニューアル時に弊社では開発の途中段階でクリエイティブのラフ案を作ることを提案しています。
品質設計の段階では、原料の配合量や組み合わせに意識がいきがちです。それは非常に大切なことなのですが、いざ商品が完成して発売という段階で広告を制作してみると
思いのほか、強いクリエイティブが開発できないという場合があります。
新商品の開発やリニューアルの目的は売上アップなので、根本の商品力が一番大切なのですが、同じくらい、新規客獲得に影響を与えるクリエイティブについてもおろそかにはできません。
クリエイティブラフ案で訴求力を確かめる
開発の途中段階でクリエイティブラフ案を作ることには2つのメリットがあります。
1つ目は、これから開発する商品が新規客を獲得できるような訴求力があるものかを確認することができます。キャッチコピーはわかりやすいか、競合品に勝てるか、もっと商品としての魅力を足す必要があるかといった点をチェックすることができます。
2つ目は、販促担当者に早い段階で商品理解を促すことができます。広告を担当する販促担当者からは、設計に対する意見も聞くことができます。
ある大手食品メーカーでは販促部署と開発部署の連携がなく、商品が開発された段階で販促部署に商品の情報が伝わります。開発部署では自信をもって送り出した商品が、販促部署ではコンプライアンスの観点から広告表現が難しいと頭を抱えるということも定期的に発生しています。
ラフ案はデザインの作りこみよりも数を作る
ラフ案作りはデザインの作りこみは必要ありません。手書きやワード、パワーポイントを使ったもので問題ありません。
健康食品通販会社A社では、訴求ポイント、キャッチコピー、イメージ画像、商品説明の4つを整理するようにしています。複数の社員がこの整理を行い、見せ合うことで設計段階からクリエイティブのイメージを膨らませています。
弊社のご支援先では複数の会社で経営者にもラフ案作りに参加してもらっています。ラフ案を作った後の打ち合わせはディスカッションがより具体的になり実りのあるものに
なっています。
新商品はなかなかヒットするものではありませんが、少しでも成功確率を上げるためにも途中段階のラフ案作りに取り組んでみてください。
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