新商品開発体制を強化する

新規客獲得効率が落ち、主力品の売上が伸びない会社が増えてきています。そんな中、売上の伸びている会社には、新規客獲得のための広告出稿ができる商品を複数持っているという特徴があります。


競合が少ない時期は、主力品1つに経営資源を集中させて売上を伸ばす単品リピートモデルが機能し、多くの会社が売上を伸ばしました。しかし、現在は、競合も増え、業界も成熟し、主力品1つで戦うのは厳しくなってきました。


新商品開発の重要性はいつの時代も変わらないのですが、健康食品、化粧品通販業界においては、その重要性が非常に増していると言えます。

 

従来の開発体制で良いのか再確認する

各社、過去から培われた新商品開発体制がありますが、期待しているような成果が出てない場合には根本的な体制の見直しが必要になります。


健康食品通販会社A社、はお付き合いのあるOEMメーカーから定期的に商品提案を受け、採用したものを商品化していました。商品開発自体は楽だったのですが、自社で考えないため、独自性のある商品が開発できませんでした。


そこで、ある時から販促部の社員全員が商品開発のアイデアを考え、開発会議を実施するようになりました。競合品調査に始まり、広告のラフ案を作成するなど自分達で考えながら商品案を考え、絞り込んでいきます。この取り組みを行うことで、開発のスピードもあがり、発売後の広告出稿もスムーズに進むようになりました。


化粧品通販会社B社は、経営者のトップダウンで商品開発をすることが多く、社内に開発体制が根付いていませんでした。トップダウンは商品化の進行は早いのですが、ベネフィット訴求が弱い商品だと販促部署が広告出稿時に苦労するということが起きてしまいがちでした。


現在は商品開発の段階から社員の参加を増やし、商品化決定前のディスカッションを増やし、発売後に苦労することはなくなりました。社員も参加することで商品への愛着も増すようになりました。


自社の強みを活かした開発体制を構築する

新商品の開発にあたっては発売後に自社の強みを活かせるかどうかが重要となります。シニア層のお客様が多いのに、若い世代を狙ったり、オフライン広告の経験が豊富なのに、WEB広告で新規を取ろうとしたり、不慣れなところを狙うと時間がかかります。


自社の経験が生きる販促手法、付き合いなれているターゲット層にあった商品開発が発売後の展開がスムーズになります。


新商品は全てが当たるわけではありませんが、自社の開発体制が確立していれば、定期的に新商品を開発することが可能となります。新商品開発の重要性を感じている会社は多く存在します。近年、成果が出てない場合は、改めて体制を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 


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