1+1=3にする
会社が大きくなると組織も増え、業務内容も細分化されていきます。小さな会社でも業務に慣れると、自分が理解している範囲内で業務を行うようになってきます。
2人の社員が各々、自分の業務を全うすれば1+1=2です。しかし、2人の社員が一緒に施策を考え、新しいアイデアを試していけば1+1=3かそれ以上になっていきます。
ある健康食品通販のクライアント企業で経験したことです。システム担当の社員が新たに入社し、通販ビジネスについての研修を行いました。その社員は自分の業務領域であるシステムのことをやれば良いと思っていて、それまであまり他の仕事には関心を示していませんでした。研修を受ける前は、別に研修なんか受けなくてもという雰囲気を醸し出していたのですが、研修を受けたことで通販ビジネス自体に関心を持つようになり、システム以外の仕事も積極的に関わってくれるようになりました。
ある健康食品通販の会社ではリピート施策として、定期コースのお客様に継続を促すためのツールを制作し、同梱していました。ある時に、企画の社員とコールセンターの社員が打ち合わせをし、オペレーターの方に定期コースに入ったお客様には電話の最後でツールの存在を伝えるトークを追加することにしました。すると、同梱ツールを目にするお客様が増え、その後、継続率はアップしました。
最近、打ち合わせの場面でもよく「他部署も巻き込むんだよ!」ということが増えました。自分だけで完結しても小さな成果で終わってしまうからです。
特にリピート施策は何か1つ行えば、劇的に成果が上がるなんてものはありません。広告担当、リピート客育成担当、コールセンター、パートナー企業とコミュニケーションを密にし、叡智を結集することで新しいアイデアも生まれてきます。
広告担当は新規獲得の効率重視、リピート客の育成は担当部署で考えてくださいという状態では数字の改善は難しくなります。
施策を実行する際に、他部署、パートナーを巻き込んだら、もっと大きな成果につながるのでは考えてみるようにしていってください。
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