知識量を増やすことが考える力につながる
通販業界は以前と比べ成熟化してきており、独自性を発揮しないと、他社と似たような商品、似たようなサービスを提供している印象を消費者に与えてしまいます。
今は、わからないことがあってもネットで調べれば、様々な情報にアクセスできるので、情報収集は非常に楽になりました。しかし、その一方で、ネット上の情報を鵜呑みにしたり、他社の施策を安易に真似したりと、情報をもとに「考える」という力は以前と比較して弱くなったように感じています。
考える力をつける前には、まずは知識量を増やすことが大切
弊社では近年、通販ビジネスの基礎知識について研修をする機会が増えました。これは将来に向けて社員の成長を今のうちから促しておきたいと考えている経営者からの依頼で行っています。
研修の場で感じるのは、現場の社員の方々が知識が増えることを非常に強く望んでいること、そして知識量の増えた社員の方々の「考える」力が増していることです。
「今まで独学でやっていて自分のやり方が正しいか不安だった」
「入社して年月も経過し、今さらわからないと言えなかった」
「何となく理解していたつもりのことを具体的に知ることができた」
研修を受けた社員の方々からよく聞く言葉です。成長とは「わからないことがわかること」と定義できますが、自身の成長を実感していることが伺えます。
知識を増やさずに考えても、自分の経験してきたことしかベースになりませんので、狭く浅い考えしか浮かびません。一方で、知識が増えると浮かぶ発想が増え、様々なアイデアが浮かびますので、広く深く考えることができます。
知識量を増やすためには主体性が重要
知識は本や記事から得られる活字の情報だけでなく、実体験から学んだことも含まれます。
研修で推薦されていた本を読んでみる、紹介されていたお店で買い物体験をしてみる、聞いただけで終わりにせず、行動することでさらに体験を増やすことができます。主体性をもって得た知識、体験はいつまでも忘れることなく自分のスキル向上に繋がっていきます。そして、聞いただけで終わりにしていた人の差は半年、1年と経過していくと大きな差として広がっていきます。
私は新聞や雑誌で紹介されているお店があると、遠方であってもなるべく現地に足を運ぶようにしています。お店の立地、外観、売場、接客などを自ら体験することで、記事ではわからない多くのことを体験することができます。
年間でまとまった休みがある時期も限られます。この連休中、お時間に余裕がある方は、普段できないインプットをしてみてはいかがでしょうか?
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