フォローDMの必要性を再評価しよう
郵便代が上がり、DMや会報誌の送付について見直しを考えている企業も多いのではないでしょうか?コストを考えると、同梱やメールマガジンだけに済ませてたいと考えるのも当然でしょう。しかし、DMの効果について再評価してみると、実施の可否で売上やリピート率に大きな影響を与えていることが分かります。
数%の積み重ねが、売上を大きく左右する
化粧品通販会社A社は、新規客を100%WEB広告から獲得しています。トライアルセット購入者には、ステップメールと3回のフォローDMを送り、2回目購入促進をしていました。しかし、ある時、フォローDM1回当たりのレスポンス率が数%程度なら、DMを送らなくても、全体の2回目購入率に影響を与えないのではないかと考えました。そしてステップメールのみのフォローに切り替え、DMを送ることを止めてしまいました。その結果、DMを送ることを止めた後の2回目購入率は下がり、新規客を効率よく獲得できているのに売上の伸びは鈍くなってしまいました。
DM1回当たりのレスポンス率が数%程度だから必要ないと考えてしまったのです。もし、数%×3回で考えれば、反応する人数が積み重なるので、2回目購入率に大きな影響があるということがわかったでしょう。
化粧品通販会社B社は、定期定着を目的に、初めて定期便をお申込みされたお客様には、商品の良さや必要性を伝えるためのDMを送っています。しかし、ある時から、定期の2回目移行率が低くなっているので、その理由を探っていくと、DMが送られていないことが分かりました。
システム設定の変更をした際にミスがあり、初回定期購入者へのDM送付が出来ていなかったのです。定期定着DMは、レスポンスがあるわけではないので、本当に読んでもらえているのか?本当に必要なのか?と疑念を持ちやすい施策ですが、意図せずに送られていない期間があったことにより定期定着DMの必要性を再認識することが出来ました。
DMは内容次第で、若年層・WEB購入者も反応。売上アップの強い武器になる
WEBで購入した人や若い人はDMを見ないといった話題がよく挙がりますが、思い込みであり、実際は、WEBで購入した人も若い人でも届いたDMの内容が興味を引くものであれば見て反応をしてくれます。
もちろん、ただDMを送れば良いわけではなく、分かりやすいDMであること送る対象者のセグメントが適切であることは当然ながら重要です。
化粧品通販会社C社は、初回購入者にフォローDMを4回送り2回目購入促進を行っています。各回のDMのレスポンス率はとても高いのですがさらなる高みを目指し、周りに意見を仰いで改善に努めています。
C社のように、現状の数字に満足せずに、さらなる高みを目指すといった姿勢を持つことで、値上がりした分のコストを取り返していくことが出来るのです。
コスト面、先入観に囚われてDM施策を取りやめた場合は、もう一度その施策の再評価をしてはいかがでしょうか?
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