固定観念を崩すことが、新しい施策の実行につながる

コンサルタントの仕事をしていて、常に感じるのが「固定観念を崩す」ことの大切さです。人は自分の知識、経験をもとに物事を判断しますが、時間の経過と共に、自分の考えが真理のように錯覚しがちです。


固定観念に自分の心が支配されると、自分の経験してきた手法に固執しがちです。しかし、世の中には自分の経験とは別の考え、手法でビジネスを行っている人が多くいます。今まで知らなかった事例を多く知ると、自分の中にある固定観念を崩すことができ、今まで思いもしなかった施策を実行することができます。


成功事例を自分の目で見ることが出発点

前職のコンサルティング会社で学んだことですが、自分の目で直接、成功事例を見ることが一番の勉強になります。お店であれば、立地、客層、働いているスタッフの動き、商品の品揃え、売場など多くの要素を一度に見ることができます。


通販会社でも働くスタッフの表情や壁に貼ってある掲示物などから会社の姿勢や取り組みを知ることができます。パートナー企業から聞く不確かな情報ではなく、自分で直接情報を知ることに価値があります。


成功事例をただ真似しようとしても上手く行きませんが、なぜ成功したのか、その背景を知ることで、自社の施策に応用することができます。背景を知らずに表面上のことを真似しても成功しないのは当然のことと言えます。


他社の成功事例が固定観念を崩す

以前、弊社の勉強会に参加していた健康食品通販会社で勉強会に参加した1ヶ月後にお試し品から本品の引き上げ率を10%以上改善するという出来事がありました。そのきっかけになったのは、勉強会に参加した経営者が他社の引き上げ率の数字を聞いて驚いたことでした。自社の数字は悪くない、これが上限だろうと思っていたら、他社はもっと高い数字をあげていた。その事実を知ることで、自分の思い込みを捨て、新たな施策を考え、実行することができたそうです。


化粧品通販会社A社は以前、定期コースの導入に懐疑的で2年近く社内で検討を繰り返していました。結論が出ない日が続く中、A社では他社との交流を重ね、最終的に定期コースの導入を決断しました。社内の議論だけでは不足している情報を増やすことで、反対している社員の納得を得ることができました。


闇雲に他社の情報を集めても成果に繋がりませんが、仮説を持って集めると、施策実行の判断につなげることができます。


積極的に社外に出よう!

3年間のコロナ禍もようやく落ち着き、社会も急速にコロナ前に戻りつつあります。外国人観光客も増え、ビジネスマンの移動も活発になってきました。


最近、お会いする方の多くが、この3年間、他社との交流もなく、業界の動向、他社の情報がわからなくなったと言います。積極的に外に出ることで、多くの気づき、学びが得られます。それにより、固定観念を崩すことができれば、売上アップに向け、多くの施策を考えることができます。最近、社内にいる機会が多かった方はぜひ社外に出て、他社との交流を深めてはいかがでしょうか?


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