未払い、転売リスクに備える

今回のテーマは、「未払い、転売リスクに備える」です。ここ数年、多くの通販会社の方から、未払い、転売について、相談されることが増えました。以前からあった問題ではあるのですが、ここ最近、動きが活発になったせいか話題に出ることが増えました。


通販サイトから商品を購入する際に、後払いを選択し、その後、代金を払わずにヤフオクやアマゾンに出品するという手法です。

実際にサイトを見てみると、多くの未払いと思われる健康食品、化粧品が出品されていることが確認できます。 注文者の特性として、3年前に多かったのは、

注文者の特性

1 住所が関西エリア
2 パソコンから注文
3 初回から複数個注文(例えば3個定期など)
4 フリーアドレス
5 後払いの上限に近い金額で購入

1~5を4つ以上満たしている注文者は高確率で未払いでした。

最近では、副業として健康食品や化粧品の転売を勧める人やその情報を得て、実際に転売を行う人が増え、注文者の特性も複雑化してきました。転売については、アルバイトを使い組織的に行っている場合もあります。(規約で禁止されている仕事のマッチングサイトでも代理購入という名目で仕事の募集を見かける場合があります。)

狙われるのは本品の初回のみ500円や50%オフといった強いオファーです。複数回購入のお約束でオファーを設定しているのですが、初回のみ金額を払い、2回目以降の購入を断ります。初回のみ安く買える商品のリストや初回のみで断る話法等も出回っていますので、販売する側は今まで以上に対応を強化する必要があります。

対策としては、まずは過去の未払い者のリストを作成し、上記のような傾向を探ります。

傾向を把握したら社内でルールを作り怪しい注文者には、数日後に架電をしたり、住所を調べたりして実態のある注文者かどうかを確認します。

架空の電話番号であったり、住所がホテルやウィークリーマンションであったりという場合もあるので、実態が確認できない場合には出荷しないように気をつける必要があります。 また、オンラインショップの目立つ場所に警告文を載せ、法的措置も取れるような体制を整えておきます。

近年では、後払い代行会社や、不正注文検知システムを活用する会社も増えてきています。残念ながら、警察はこの対策については腰が重いようなので、当面は自衛策を練っていくしかありません。

ぜひ同業者の知り合い同士で情報交換しながら、より良い対策を考えてみてください。

本件、情報提供お待ちしております。「こんな手口がある」とか「○○は要注意」というようなことがあれば教えてください。 なお、ご要望が多ければ情報交換の場も作りますので、お気軽にご連絡ください。

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