部署や役割をこえて常に案を考える
ある会社で新しい施策について打ち合わせをして、具体的な内容を決めた後、数ヶ月間、実行に至ってないということがありました。なぜ実行していないか話を聞いたところ、打ち合わせに出ていないスタッフから。「もしこういうお客様がいたら・・・」「もしお客様から○○と言われたら・・・」「もしこんなアクシデントがあったら・・・」と様々な否定的な意見が出て、止まっていたとのことです。
事前に様々な状況を想定しておくことは非常に重要ですが、不安材料を出したところで止まっていては、時間を浪費するだけで、何も成果につなげることはできません。
施策を実行するうえで、様々な不安材料や懸念事項が出てきたら、部署や役割の垣根をこえて案を考え、検討が前に進むようにすることが大切です。
会社が小さいうちは社員数も少ないので、課題や施策については、皆が積極的に関与し、スピーディーに解決したり、進めたりすることができます。一方で、社員数が多くなると、各自の役割が明確になっているため、心のどこかで、誰か他の人がやってくれればという意識が働き、積極性とスピードが失われることになります。
ある通販会社では、定期コース制度を導入するにあたって、1年間も検討をしていました。メリット・デメリットやあらゆる事を想定して打ち合わせしていたら時間が過ぎてしまったそうです。
導入後に話を聞いたら、「悩んでないで、さっさとやれば良かった」とのことでした。
ことわざでも「巧遅は拙速に如かず」という言葉がございます。
これは、上手だが遅いよりも、下手でも速いほうがよいということを意味しています。(故事ことわざ辞典より)
慎重に検討することは大切なことですが、スピードの重要性も心の片隅に起きながら施策は検討してみてください。そして、その際に部署や役割にとらわれず、様々な案を皆で考えるようにしてみてください。
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