単品リピート通販事業は低リスクで、すぐ儲かるビジネスのように見える落とし穴

単品リピート通販ビジネスを成功させる為に重要な要素として、
1.単品リピート通販ビジネスへの十分な理解があること
2.反応の取れる広告表現が出来るまで、諦めず地道にテストをくり返すこと
3.プロ(広告代理店やコンサルタント)の意見を鵜呑みにしないこと
とが挙げられます。

単品リピート通販事業は低リスクで、且つすぐに儲かるビジネスのようにも見えるため異業種からの参入も多いのですが、実際は多くの企業が失敗を繰り返しています。

化粧品や健康食品の単品リピート通販は、新規顧客獲得のために広告を活用し、投資した広告予算をお客様からリピート購入をしてもらうことで、回収するビジネスモデルです。商品によっては投資回収に3~5年かかる場合もあり、まずは基本的な事業構造を理解することが、何よりも大切です。

化粧品通販会社A社は事前に単品リピート通販ビジネスについて深く理解をすることなく、事業をスタートさせました。広告の活用においては、クリエイティブテストを繰り返しながら反応の取れる広告表現を開発していく必要があります。しかし、A社では反応が取れる広告表現が確立できていないのにも関わらず、様々な広告媒体への場当たり的な出稿を繰り返してしまいました。結果として、費用をかけた割に売上は伸びず、多くの時間と費用を費やすことになってしまいました。

食品メーカーのB社は単品リピート通販に参入するにあたり、コンサルタントの支援を求めました。ただ、支援を依頼したコンサルタントが単品リピート通販ビジネスへの知見が少なく、売上アップにつながりませんでした。新規客獲得には広告の活用が必要なのに、PR(広報)に力を入れてしまい、工数と費用をかけた割に新規客獲得にはつながりませんでした。

食品メーカーのC社は単品リピート通販に参入するにあたり、大手広告代理店に支援を依頼しました。広告出稿やツール製作は広告代理店に丸投げし、自らが広告作りや、顧客フォローの仕組み作りに主体性をもって取り組むことはありませんでした。売上は順調に上がったのですが、主体性を持っていなかった分、利益の出る事業構造への転換が遅れてしまい、投資回収に長い時間がかかってしまいました。外部のサポートは単品リピート通販ビジネスには欠かせないのですが、事業の責任者が主体性を失ってはいけません。

単品リピート通販に限りませんが、新規事業にチャレンジする際には事前の勉強、準備が大切になります。

食品メーカーD社は、経営者自らが主体性を持ち、事業立ち上げ前に、セミナーへ積極的に参加する等、出来るだけ多くの情報収集を行い、単品リピート通販ビジネス構造への理解を深めました。経営者の本気度が社員を巻き込み、携わる社員皆が事業立ち上げに 真剣に取り組んでいきました。初年度は無理な事業計画を立てず、目先の売上よりも反応の取れる広告表現開発に注力しました。広告表現のテストをし、反応が見込めたら拡大という形で主体性を持って基本に忠実に取り組んだ結果、短期間で事業を軌道に乗せることに成功しました。

このように成功した企業と失敗を経験した企業の違いをみてみると、経営者と 担当者が事前に積極的に勉強し、主体性を持って取り組んだか、否かという違いが浮き彫りとなります。

どのようなビジネスでも自らが関わる業界について理解せず、始めることはな いのと同じです。事前にしっかりとビジネス構造を理解し、地道に主体性をも って取り組んでいくことで成功への可能性は広がっていきます。是非とも、短 期的な成果を追うのではなく、主体性をもって取り組み、事業を立ち上げていってください。

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