1勝19敗で勝てるのが通販ビジネス

秦の始皇帝亡き後、乱世に戻った古代中国、漢の劉邦と楚の項羽のいずれか勝者が再び統一を果たすという状況になりました。劉邦は項羽に何度戦いを挑んでも勝てず、勝率で言えば、圧倒的に項羽の方が上でした。しかし、最後、垓下の戦いに勝利し、項羽の首を取った劉邦が漢の高祖として、皇帝の座につきました。古くはハンニバル、ナポレオンといった驚異の勝率を誇った人物も最後の一戦に敗れ、その地位を失うこととなりました。


ビジネスの世界において勝率は高いにこしたことはありませんが、大切なのは事業を大きく伸ばす1勝をすることです。先日お会いしたあるアパレル業界の経営者は商品を開発してから何年も売上が上がらず苦労しましたが、とにかく自分の商品はこの世に絶対必要だという信念から、諦めずに販売を続けていました。試行錯誤はあったものの、開発から3年を経て、売上アップのきっかけを掴み、その後の拡大へとつなげました。


商品へのこだわりと愛着が出発点

とりあえず商品を開発し、売れなければ次々と開発していく。他社の成功している販売方法をいろいろ真似して販売していく。そういう精神では事業拡大のきっかけを掴むのは難しいのが実情です。最小の費用で最大の効果を求めるのは気持ちとしては理解できますが、成功している会社の歴史を振り返ると、多くの試行錯誤、失敗があることに気づかされます。


健康食品メーカーA社の社長も創業当初は1人の見込み客のためだけに片道2時間かけて訪問し、熱心に商品の案内をしていました。事業が拡大した後も社長の精神は社員達に受け継がれ、目先の効率を追わず、1人1人のお客様を大切にする精神で商品の販売を続けています。


自分が販売している商品はこの世に絶対必要だという強い想いがあってこそ、数多くの失敗を乗り越えることができます。


例えば、通販広告であれば、反応が取れる広告を開発するまでに数多くの外れを経験します。健康食品通販会社B社は、新商品を発売後、実に20回以上連続で広告の反応が目標数字に届きませんでした。しかし、担当者は諦めることなく、テストマーケティングを続け、ある日、とうとう当たり原稿の開発に成功しました。私はたまたま出稿日にB社を訪問していたのですが、早朝から電話の鳴り方は今までにないものだったのを今でも覚えています。B社はテスト段階では負け続けましたが、最後に1勝したことで、その後の事業拡大につなげることができました。


次につながる失敗を積み重ねることが大切

闇雲にいろいろな施策に手を出し、失敗しても、それは次につながらないので経験になりません。自社の強み、商品のベネフィット、ターゲットを熟考し、仮説を立てて取り組むことが大切です。


成功しても失敗しても仮説の振り返りを行う、その積み重ねが自社の経験となり、成功へのきっかけを掴むことにつながります。


売上が伸びない時期、焦りから他社の取り組みを過大に評価したり、自社の足りない部分に目が行きがちです。自社の強みを振り返り、仮に失敗しても自社の財産になるような施策を取り組むよう心掛けてください。

 


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