広告クリエイティブ作成の3つのポイント
広告クリエイティブを作る上で大切な3つのポイント
①お客様を知る
②商品を知識を増やす
③数多くのクリエイティブテストを行う
①お客様を知る
自社の商品を購入しているお客様がどんな方で、どのような理由で商品を購入したのか?何に満足して使い続けているのか?を知ることはクリエイティブ作成において多くのヒントを得ることができます。そのためには、商品を購入しているお客様に直接会って話を聞いたり、お客様から寄せられるハガキを読んだり、コールセンターのオペレーターの意見を聞いたりする必要があります。
健康食品通販会社A社には、お客様フォロー担当者がおり、お客様の自宅に訪問し、取材をしています。どんなことに悩んでいたのか?どのようなきっかけで商品を購入したのか?商品を使いだしてどのような効果を感じたのか?結果、生活にどんな変化が生まれたかなどを詳しく聞いていきます。
取材の際には音声を録音し、後日、文字起こしをした文章を広告担当者に渡します。広告担当者は取材内容を読み込み、お客様の購入前の状態と購入後の状態を詳しく把握します。また、その中から見込み客が共感しそうな言葉を探り、広告制作時にコピーのヒントに活用しています。
このような生の声を活用することで、広告表現の幅が広がると共に共感を生む表現を考えることができます。その結果、説得力の高いクリエイティブへと進化させていくことができています。
②商品知識を増やす
商品の知識無くして、お客様に説得力のある表現作りをすることはできません。店舗などの対面販売では、来店されるお客様からさまざまな質問を直に受けますので自然と商品知識が身につき、お客様に合った商品案内ができるようになります。
しかし、EC通販企業の場合は、店舗のように直にお客様から質問される機会が少ないので、お客様の知りたいことは何かを想像して、自ら商品知識を増やすことが必要になります。
化粧品通販会社B社では、社員が入社すると、全社員の前で必ず商品のプレゼンを行ってもらっています。先輩社員から教えてもらった内容をまとめるだけではなく、自ら集める情報に重きを置いています。例えば、コールセンターにお客様からどんな質問が寄せられ、それに対して、どのように回答すると良いのかなどを調べ上げます。このような試みは知識の幅を広げ、さまざまなお客様を想像した広告表現作りに役立っています。
化粧品通販会社C社では、OEM会社に協力を頂き、商品、成分に関する勉強会を行っています。既に知っていると思っていたような内容でも何度も学ぶうちに、知識が深まり、表現にも深味が加わっていきます。クリエイティブのベースになる知識を学ぶことができるのです。
③数多くのクリエイティブテストを行う
お客様を知り、商品知識を増やし、表現の幅、深さを極めた後は数多くのクリエイティブテストをしていきます。広告は1回で当たることはほとんどありませんので、いかに数多くのテスト繰り返し行うかが重要です。
単にテストを繰り返すよりも、お客様を知る活動や商品知識を増やす活動を行った方が、具体的な仮説を立てることができます。その結果、クリエイティブの質も上がるので、仮にテスト結果が悪かったとしても改善はしやすくなります。
広告の反応が思うように出ないという場合は、闇雲にテストを行っても成果は出ません。一見、遠回りの様に思えますが、お客様を知ることと、商品知識を増やすことに取り組んでみてはいかがでしょうか?
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