DtoC企業が雑誌広告を活用する際のポイント

雑誌は種類が豊富で、女性誌、男性誌、ファッション、漫画、スポーツ…と数多くのジャンルが存在しています。その中で、通販ビジネスでは、週刊誌で発行部数が多い雑誌と活用するものは限られています。雑誌はジャンルが多岐に分かれていることからもわかるように、発行部数が少ないものが多く、不特定多数に広告を出稿する通販ビジネスではどうしても活用が限定的になってしまう側面があります。

 

雑誌広告活用の2つのメリット

雑誌に広告を出稿するメリットは2つあります。1つ目は、ターゲットが明確であることです。雑誌自体がターゲット・コンセプトを決めて紙面を作っているので、出稿する側としては自社商品のターゲットにあわせて選びやすいのです。

2つ目は、読者の雑誌への信頼度が高い点です。テレビ・ラジオ・フリーペーパーは無料で情報を得ることができる媒体です。読者が雑誌を買う際に支払う金額は新聞と比べても高く、その分、紙面に掲載されている情報への信頼度は高いと言えるのです。

 

雑誌広告活用の2つのデメリット

1つ目は、入稿が早いという点です。雑誌によっては入稿の締め切り日が1ヶ月前~2ヶ月前ということもあり、直近のトレンドにあわせて原稿を変更するといった対応は難しくなります。

2つ目は、広告の掲載ページを指定できないという点です。もちろん、通常の価格より、高い広告費を用意すれば、掲載ページの指定はできるのですが、極力、安い価格で出稿したい通販会社としては、ページ指定をせずに出稿することが多くなります。幸運にも、読者が注目するページの横に掲載されれば、反応が上がりますが、そうでなければ下がるというふうに運に左右される面があります。

 

また、雑誌の特性上、号ごとに販売部数が変わるという要素も見逃せません。例えば、表紙で売上が決まる女性週刊誌の場合、たまたま、読者の関心が高いニュースがあれば、販売部数が増えるといった傾向があります。広告の出稿費は変わらないので、販売部数が増えれば、通販会社にとっても多くの読者に広告が見てもらえることになります。

 

雑誌は新聞同様、年々、発行部数が減少傾向にあるが、活用においてはメリットもある媒体です。自社商品のコンセプト・ターゲットから活用できる雑誌があれば、活用を検討しても良い媒体の1つです。


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