お客様の心を動かす開発ストーリーの重要性

通販ビジネスは言葉で人の心を動かすという特性がありますが、発信する情報の中で開発ストーリーは重要な要素の1つと言えます。特に中小企業の場合、開発者の想いやこだわりから商品が生まれることが多く、語れる背景が多くあります。独自性があり、お客様が共感するストーリーはお客様の記憶に残りやすく商品を覚えてもらうきっかけになります。


開発ストーリーを活用するメリット


開発ストーリーの活用には3つのメリットがあります。1つ目は独自性が出せるという点です。商品の品質設計や配合されている成分だけでは、他社との違いを説明しずらいところがありますが、開発にいたった想いやこだわりはその会社にしかない独自性として表現することができます。その内容がユニークであればあるほどお客様の興味を惹くことができます。


2つ目はお客様の記憶に残すことができる点です。苦労や試行錯誤を乗り越えた開発ストーリーはお客様の記憶に残りやすくなります。会社名や商品名は覚えてもらえなくてもストーリーを覚えてもらえると、リピートを促す際に思い出してもらうきっかけにすることができます。


3つ目はお客様に会社や商品に対する愛着を持ってもらうきっかけにすることができます。開発ストーリーは会社の姿勢や商品開発の考え方に繋がっていきますので、その姿勢や考え方に共感したお客様はより会社や商品に関心を持つようになります。


事実に基づく開発ストーリーが共感を生む


当然のことですが、開発ストーリーは事実に基づく内容が共感を生みます。単なるストーリーの紹介だけでなく、会社の姿勢や考え方をあわせて伝えることが大切です。


化粧品通販会社A社は経営者の娘さんがアトピーであったのがきっかけで商品開発をスタートさせました。市場にすでにある多くの商品を探して試したが、なかなか肌に合うものがないという現実に直面したのがきっかけでした。経営者自ら勉強と試行錯誤を重ね、娘さんの肌に合う石鹸作りに成功しました。その石鹸は品質の良さから少しずつ、口コミで広がっていったことで本格的に化粧品の開発と販売に力を入れていくことになりました。A社ではこのストーリーをオンラインショップやお客様への挨拶状などで紹介し、自社の考え方を知ってもらうきっかけにしています。


健康食品製造会社B社は創業者とそのご家族が健康不安を抱えている中である商品とその開発者との出会いがきっかけとなりました。その商品を試すと共に食生活の見直しを行うことで、創業者もそのご家族も健康不安を解消することができました。この経験から創業者の方はこの商品とその背景にある考え方の普及に生涯をかける決意をしました。B社ではこのストーリーを社内外で50年以上語り継いでおり、創業者の想いはB社の商品に携わる多くの方に共有されています。


自社の原点を振り返る


会社の歴史、創業者・開発者の想い、こだわりなど社内では通常から語られているといつしか当たり前のように感じてしまいます。その状態が続くとお客様にも伝わっているはずという意識になってしまいます。確かに同梱物やオンラインショップ上で発信はされているのですが、本当にお客様に伝わっているでしょうか?自社の当たり前はお客様の当たり前ではありません。ぜひ自分達の想いはお客様に伝わっているのかを振り返ってみてください。伝えるための1つの要素として開発ストーリーを活用してみてください。


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