商品価値を高める情報発信を心掛ける

昨年から続くコロナ禍の中、通販にチャレンジする会社が増えました。私も1人の消費者として、商品を購入するのですが、その際に気になるのが商品が届いた際に何もツールが同梱されてない場合が多いことです。


お客様全員が買った商品、売っている会社のことを詳しく知っているわけではありません。何もツールが同梱されてない状態でお客様はどのようにして商品の良さを知れば良いのでしょうか?


初回同梱ツールで商品の良さを徹底して伝える

特に新規客への初回同梱ツールで商品の良さを徹底して伝えることが重要です。新規客は広告を見たり、友人からの口コミをもとにしたりして商品を購入します。ただ、多くの方はこの時点では商品の良さを十分には理解していませんので、ツールを使って伝える必要があります。


なぜその商品を販売しているのか、開発ストーリー、原料・製法のこだわり、開発者の想いなどをツールで表現していく必要があります。それらの情報はお客様が感じる商品価値を高めることにつながります。


ツールはもちろんのこと、メールでの発信も効果的です。


健康食品通販会社A社は初回購入者に7日間連続でメールを送り商品理解を促しています。商品自体の情報はもちろん、商品に関連する健康情報も一緒に伝えることで、お客様の関心に沿った発信を心掛けています。


ニュースレターやメルマガで繰り返し伝えていく

初回同梱ツールで伝えたからと言って、全てのお客様が目を通すわけではありません。お客様に理解してもらうために、大切な情報は繰り返し伝えていく必要があります。

 

食品通販会社B社は定期的に発行しているニュースレターで商品に使っている原料について詳しく紹介しています。B社は毎月ニュースレターを発行しているのですが、原料についての情報は繰り返し発信をしており、お客様の商品理解の一助になっています。


化粧品通販会社C社は週に1回発行しているメルマガで商品やその会社の考え方を発信しています。商品への想いが強い会社ということもあって、様々な切り口で発信を行い、お客様の商品理解を促しています。


商品を販売している側は自然と商品について詳しくなるので、繰り返し発信することがしつこいのではと感じてしまいます。しかし、お客様全員が熱心に読むわけではないので、気にせず発信していきましょう。


お客様の前に社員にも理解を促す

健康食品通販会社D社では、働いている社員があまり自社商品を買わない傾向がありました。ある時、D社では会社の方針や商品についての情報を改めて社員に伝える時間を作ったところ、自社商品を買う社員が増えるといったことが起きました。経営者は一緒に働いている社員だから当然知っているだろうと思い込んでいたのが原因でした。


食品通販会社E社では広告出稿している商品をオペレータの方々が自由に試食できる環境を作っています。自ら食して美味しさを実感することで電話口の会話にも説得力が生まれています。


自社商品の良さがお客様にしっかり伝わっているか、価値を感じてもらえているか、お客様視点でツールを見て確認してみてください。情報発信を強化することで、商品自体の価値を高めていってください。

 

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