リピート施策は改善と継続が大切!
多くの通販企業では、リピート率を高めるために、数多くの施策を行っています。その中でも成果が出ている企業は、実施している施策の良かった点や課題について常に仮説を立て、必要に応じて見直しを行っています。その後も継続して実施し、実際に改善に至っているかを検証し、さらなる改善につなげています。
通販企業A社は、初回購入客を2回目購入に繋げるために、DMを活用していますが、事業立ち上げ当初に制作したDMを見直しもせずに送り続けており、細かく成果の検証をしていませんでした。そこで、DM送付者の2回目購入率や実際に何日後に購入しているかを調べてみることにしました。すると、DM送付のタイミングと実際の購入のタイミングに大きなズレがあることを発見しました。そこで、DM送付のタイミングを見直すと共にDMの内容についても見直しを行いました。その結果、以前よりも、DMによるリピート率を2倍近く改善することが出来ました。
化粧通販企業B社は、客単価アップのためにクロスセルに力を入れています。当初は既存顧客に商品を案内すれば、すぐにでもたくさん売れると考えていましたが、なかなか思うような成果に繋がりませんでした。そこで、クロスセル商品の案内を強化するべく、案内チラシを刷新することにしました。そして、3ヶ月に1回の頻度で反応率を確認し、案内チラシの改善を繰り返し続けました。繰り返し改善をしていく内に、キャッチコピーや表現が磨かれていき、クロスセル率を高めることが出来ました。
化粧品通販企業C社は、定期購入者の継続率を高めるために、商品のお届け毎にニュースレターを同梱しています。もともと、商品パンフレットは情報も多く、大変充実をしているのですが、さらにお客様へのお役立ち情報を増やすことにしました。具体的には、お客様が理想とするお肌になるためには、じっくり時間をかけてお手入れすることが大切であると、お手入れを重視した内容にしました。この施策を始めた結果、お客様の商品理解や知識が深まり、次第に定期購入者の継続率が高まって行きました。
リピート率は数多くの施策について検証を行い、改善に努めていくことで着実に成果に繋げていくことが出来ます。リピート率に課題をお持ちの企業は、まずは、施策の振り返りを行い、改善策を検討してみてはいかがでしょうか?
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