答えを求めるのではなく、ヒントを探す

セミナーに参加したり、ビジネス本を読んだりする際に、答えを求めるのか、ヒントを探すかによって得られるものが大きく変わってきます。

 

うまくいく方法を知りたいというのは人間が持つ自然な感情ですが、ビジネスの世界ではX社でうまくいったことが、Y社でうまくいくとは限らないので、うまくいく方法という答えを追い求めても自社で実施し、成果に繋げるのは難しいのが実情です。

 

健康食品通販会社A社はある会社の広告の反応が良いという噂を聞き、似たようなデザインで広告出稿しましたが、結果として、良い反応は得られませんでした。安易なデザインの真似に走ってしまい、A社の反応がなぜ良かったのかという分析を怠ったのが原因でした。

 

食品通販会社B社の経営者は勉強熱心で多くのセミナーに参加しては情報収集を行っています。ただ、成功事例を自社の施策としてすぐに取り入れようとするので、経営者がセミナーに参加するごとに現場が混乱してしまい、なかなか成果にもつながりませんでした。

 

ヒントを探す方が自社の施策に直結する

先日、弊社のセミナーに参加されたある経営者の方はセミナー中、時折、宙を見て考え込んでいる様子でした。セミナー終了後にお話を聞くと、セミナーには自社の施策を考えるために参加されているそうで、他社事例や最新の情報を得ることで施策を考えるヒントになっているとのことでした。

 

健康食品通販会社C社の通販事業責任者の方とお話しした際には、セミナーで聞いた内容をヒントに施策を幾つか実行したところ、CPOが改善し、定期コースの継続率も上がりましたと嬉しい報告をいただきました。セミナーでは自社でスタッフを巻き込んで広告のキャッチコピーを考えている事例や定期コースのお客様にプレゼントを贈っている会社の事例等をお伝えしたのですが、早速、社内のメンバーとも情報共有し、皆で知恵を出し合い、施策実行につなげたとのことでした。

 

答えを求めている人は聞いた情報が自社でできないと判断すると切り捨ててしまいます。一方で、ヒントを探している人はどう自社で応用できるかと考えるので、多くの情報を拾いあげることができます。結果として、その情報の多さがヒントの多さに繋がり、自社の施策につなげることができるのです。

 

他社事例はヒントの宝庫

他社事例は多くのヒントが含まれていると意識してみると宝の山に見えてくるはずです。自分の会社ならどう応用できるかと考えるだけで、様々な施策が浮かぶものです。

 

お客様に直筆のメッセージカードを同梱している事例を聞いたDさんは自社の売上規模が大きいので、自社ではできないと判断しました。同じ話を聞いたEさんは手書きは無理だが、手書きを印刷したメッセージカードは同梱できると判断し、自社スタッフが書いたイラスト入りのものを作りました。

 

化粧品通販会社F社では社員研修の際に、まずは他社事例を学び、その後でワークショップで施策を考えるという取り組みを行いました。先に情報のインプットがあったおかげで、通常の研修よりも多くのアイデアが生まれ、具体的な施策の実行につながりました。

 

各社、販売している商品が違い、客層も様々ですので、そのまま自社に当てはまる方法というのはなかなかありません。いきなり、答えを知ろうとするのではなく、多くの情報の中からヒントを見つけて、自社にあった施策として実施していってください。

 
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