パートナー会社の力を最大限引き出すことが売上アップにつながる
通販事業を行う上で、広告代理店、コールセンターなど、外部パートナーを活用する機会が多く出てきますが、付き合い方ひとつで事業成功に大きな影響を及ぼします。
事業が上手く行っている会社ほど、外部パートナーと上手に付き合っており、その会社、の担当者がもっている強みを最大限に引き出せている傾向があります。その結果、他社よりもプラスαの良い提案を、いち早く手に入れることが出来、事業成功のきっかけをつくっています。
パートナー会社と上手に付き合うために必要なこととは
1:丸投げをせず、主体性を持つ。
2:事業のパートナーと考え、理念やビジョンを共有する
3:信頼関係を作る
4:相手のモチベーションを高める
5:直接のコミュニケーションを重視する
といった5つが挙げられます。
各パートナー会社はそれぞれの分野における専門家でありますが、だからといって、そのことを過信するあまり、丸投げをしては、事業が上手くいくはずがありませんので、主体性を持って事業に取り組むということを忘れてはなりません。
主体性を持ちパートナーを仲間として接していく
化粧品通販会社A社は、広告代理店と打ち合わせをする前に、自分で広告のラフを作り、その上で打ち合わせに臨んでいます。その為、打ち合わせの際には、お互いの意見、アイディアを出し合いながら進めることが出来、より磨きをかけたクリエイティブ作りをすることにつながっています。恐らく丸投げをしていたとすると、満足のいくクリエイティブは作り出せなかったことでしょう。
パートナーには自社が今後どのようなビジネスにしていきたいのか理念やビジョンを伝え、それに共感してもらうことで、強い信頼関係を築いて行くことができます。また、そのような信頼関係を築くことで、常に自社のことを意識してもらえるので、プラスαの提案にもつながって行きます。是非とも、積極的に理念、ビジョンの共有を図るようにしていくと良いでしょう。
逆に、最も避けたい事として、意味もなく値引き交渉をして、相手のモチベーションを下げることや、電話やメールによるコミュニケーションばかりで、直接顔を合わせる機会を作らないということです。ビジネスといえども、人と人の付き合いです。相手の力を引き出すには、相手のモチベーションを高めるような付き合い方を心がけていくことが大切です。
健康食品通販会社B社は、コールセンターのオペレーターに工場見学をしてもらい、会社への理解を深めてもらったり、コールセンターへ足繁く通い、モニタリングを行い、Q&A作りや研修を積極的に行ったり、またオペレーターと会食を通して直接会話をする機会を設け、信頼関係を深めています。
通販事業を行う上で欠かせない外部パートナーの存在。付き合い方ひとつで事業成功のチャンスを掴み取ることにも、逆に遠のくことにもなり得るのです。もし、外部のパートナーと上手く付き合えていないと感じるようなことがあれば、付き合い方を振り返ってみてはいかがでしょうか?
宅配会社の業務内容を理解し、連携することでお客様満足も向上する
健康食品通販C社では社員が2日間朝から夜まで宅配会社のドライバーに同行するという取り組みをしました。早朝に荷物をトラックに積む時点で、どういう順番に届けたら効率的かを考えて、荷物を積み始めます。その後、配達していても不在であったり、不在だった人から携帯に電話があったりと予定のルートも柔軟に変更しながら対応していきます。配達エリアを熟知しているからできることで、同行した社員の方も2日間一緒にいて、荷物を届けてくれることに感謝で一杯の気持ちになったとのことです。
化粧品通販会社D社では週に1回宅配会社の方と打ち合わせの場を作り、お客様から来たクレームや情報を共有しています。定期的な情報共有によりお届けに関するクレームの数は減り、通販会社と宅配会社が一緒になって知恵を絞ることでお客様の満足度を向上することができました。
通販会社側は事業をサポートしてくれるパートナー会社を業者扱いするのではなく、信頼できる会社や担当者であれば一緒に巻き込みながら事業を発展させていく必要があります。パートナーを巻き込めるような情熱と商品力があれば、パートナー会社の力を最大限引き出すことができ、売上アップにつながっていきます。
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