改善スピードを上げる

改善スピードを上げるために、最近クライアント企業様で改善事項があれば、その場で修正を行うことを心がけています。特に広告や同梱物などのツール類は、どこをどのように修正するか打合せから時間がたつと、その時の感覚が薄れ、上手く修正が反映されないということが度々起こるためです。


また、スタッフ同士が修正案を言葉で伝えるだけでは、そのスタッフが頭に描いている内容を汲み取れず、どう修正すればよいのか迷ってしまいます。


そのため、出来るだけその場で、スタッフの方に手を動かしてもらい、修正内容を見える化してもらうようにしています。イラストレーターを使えない場合はパワーポイントやCanvaを使って修正内容を反映していっています。

 

その場でカタチに!納得のいく制作物は“リアルタイム反映”から生まれる

 

化粧品通販会社A社では、今まではお付き合いのある広告代理店にクリエイティブ制作を依頼していましたが、ある時から、自社でも広告クリエイティブの制作を行うようにしました。はじめは社員の方が作ったクリエイティブ案のどこをどのように修正した方が良いか会議の場で話し合い、後日、会議で決定した修正案を反映していくスタイルをとっていました。


しかし、クリエイティブは、1つどこかを変更すると、それに伴って他にも手を加える必要が出てきます。


例えば、キャッチコピーのフォントを今よりも大きくして目立たせるといった修正の場合。キャッチコピーのフォントを大きくすればそれに合わせてサブコピーとのバランスや画像の大きさ、配置にも気を配らなければなりません。クリエイティブ制作が慣れていれば、そのような細部にまで考えが及ぶのですが慣れていないうちは、そこまで意識が行きません。そのため、修正案をさらに修正するといった形で時間ばかり過ぎてしまっていました。


そこで、会議の場で、修正案を反映するようにしていくことにしました。すると、参加メンバーも自分の修正案がどう反映されるのを見ることが出来るので思い付きによる考えではなく、より具体的に考えを伝えることが出来、クリエイティブ完成までの時間を短縮することが出来ました。


健康食品通販会社B社は、新商品のパッケージ案を会議で決めることになっていました。いくつかの案が提出され、各案毎に良い点や修正したい点、また、X案とY案を融合したらどうなるかなど議論を行っていましたが、抽象的な会話が多く、参加メンバーで共通の着地点をイメージするのが難しくなっていました。


そこで、イラストレータを使えるスタッフにその場で、修正案を出してもらったところ、会議に参加者しているメンバー全員が具体的に方向性を話し合うことができるようになり、納得のいくパッケージ案を完成させることができました。

 

判断の先送りをせずに、初動の動きを見て即改善

健康食品通販会社C社は、新商品の広告を初めて出稿する際、コールセンターで使う定期コース引き上げのトークスクリプトについて、評価と改善を短期間で行うようにしています。一般的には、1週間程度様子を見て、改善点を検討していくのですがC社では、あまりにも初動の定期率が悪い時は、初日の午後にはトークスクリプトの変更を行っていきます。


もうしばらく様子を見ようではなく、初動の動きをしっかり見守り、すぐさま改善へと動くため、高い定期率を早い段階から出すことに成功しています。


「しばらく様子を見よう」というのは時として、判断の先送りをしているに過ぎないことがあります。改善スピードを上げるための社内体制づくりを意識していくことは、事業の成長を促すためには、とても重要なことと言えます。


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