業務効率を高めるためにRPAを活用する
業務の効率化をはかるためにRPAを活用する会社が増えてきました。RPAとはロボティック・プロセス・オートメーションの略で、主にパソコンを使った定型業務を自動化することを意味します。
資材・物流などのコストアップや人材の採用難が続く中、定型業務をロボット(システム)に任せることで、人員を増やすことなく、業務の効率化を実現することは企業にとっての重要度の高いテーマと言えます。
RPAの活用でどのようなことができるのか?
弊社ではクライアント企業様との打ち合わせの際に、販売データの分析を行っていますが、10年以上前はエクセルとアクセスを駆使して作業を行っていました。しかし、作業時間が長いのと、規模感の大きい会社のデータの扱いに限界が来たため、独自にシステムを開発することにいたしました。
人間が事前に行う準備はマスターデータを整備することで、データをインポートすれば、システムが分析をしてくれます。分析結果の考察は必要ですが、作業に関わる時間を大幅に削減できました。
通販会社においても、販売データの分析、競合調査の情報収集、転売業者の定点観測、入金確認、出荷指示データの処理などで活用されています。
化粧品通販会社A社では独自の指標で販売データを分析しており、その際にRPAを活用しています。基幹システムにログインして、販売データをダウンロード、そのデータをエクセルにインポートし、事前に設定してある手順に沿って、システムが自動で分析をしてくれます。
化粧品通販会社B社では定期コースのお届け日の変更にRPAを活用しています。以前は社員がお客様からの変更依頼を確認して、変更作業を行っていたのですが、現在はロボット(システム)が対応することで、作業軽減を実現しています。
最近、通販会社の悩みの1つになっている転売についても、人間が定期的に調査するのは、時間がかかります。しかし、RPAを活用すれば、1時間に1回、設定したサイトをチェックするようなこともできるようになります。ロボットが見て回り、人間はその結果を確認すれば時間の短縮につながります。
導入だけではうまくいかない、現状をまずは把握する
使いようによっては非常に便利なRPAですが、ただ導入するだけで、成果につながることはありません。まずは、自社でどのような定型作業を日々行っていて、それに時間がどれだけ割かれているのか?を確認する必要があります。
そして、その定型作業をどう自動化できるのかを検討していく必要があります。システムの導入ありきでは、費用がかかる割に成果が出ないという状態に陥ってしまいます。
RPAという言葉は聞くけど、まだ導入をしていなかった企業の方は、この機会に情報収集をしてみてはいかがでしょう?
今後、通販業界では普及が広がるのは間違いありませんので、早めの取り組みをお勧めいたします。
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