行動の積み重ねが成果につながる

以前、ある会社で「タイムマネジメント」について研修を行ったことがありました。働き方改革が求められる中、いかに業務効率を上げていくか、その課題解決の1つとして行った研修でした。

 

研修後に参加者から印象に残った点を聞いたところ、多くの方から「熟考と懊悩(おうのう)」についてがあがりました。

 

熟考とは「考えるべきことをじっくり考え検討すること」で懊悩とは「どんなに考えても意味のないことを、くよくよ考え、堂々巡りをして時間を浪費したあげく、仕事が前に進まないこと」を意味します。熟考しているつもりで懊悩になっていないかという問題提起をしたのですが、日頃の業務の中で感じる部分があったようです。

 

熟考は大事ですが、それが懊悩だと単なる時間の浪費になります。懊悩は減らして行動に移すことが大切です。

 

行動力のある会社は打ち合わせで決まったことをすぐに実行して形にしていきます。結果として失敗することもあるのですが、早く失敗することで修正も早くでき、次のチャレンジに向かうことができます。

 

ある通販会社の制作担当者は、とにかくスピード第一で取り組むので会社としても様々な施策を短時間で実行することができています。短時間で案が上がってくるので経営者や事業責任者もすぐに判断ができるのが強みになっています。

 

健康食品通販のA社では経営者自らがお客様インタビューを毎月行っています。2年以上継続して取り組んでいるのですが、これにより経営者自身がお客様の要望やライフスタイルを知ることができると共に社員もその姿勢を見てお客様への関心を高めるようになってきています。

 

ある通販会社のコールセンター担当者は外注先のセンターに毎月1回 必ず訪問して、約半日モニタリングを行っています。これは打ち合わせだけでは実態が把握できないと考えているためで、自ら音声を聞くことで品質の確認を行っています。

 

行動の積み重ねが成果につながります。考えてばかりで行動が少ないと感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひ今日から行動量を増やすことを心掛けてみてください。

 

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